インドに古くから伝わるおはなし。
大きいこと・小さいこと について考えていた行者。
目の前に現れた「ねずみ」
自然界で生きていくには避けられない弱肉強食
行者の力を借りて生き延びたねずみは 森の王者トラの姿を借りる事ができました。
ところが 自らの愚かな考えで再び オドオドしながら生きていく姿に戻されます。
強いってなんだろう、大きいってなんだろう、
真の「王者」になるには何が必要なんだろう。
子供達自身で何かを感じ取って欲しい絵本です。
何度も手にした・・と言うわけではありませんが
哲学的なメッセージと版画イラストは心の奥に刻まれています。