子供が2歳・1歳の頃に年間購読していた「こどものとも年少版」の1作。手元に届いた瞬間「うわぁ!」。リアルというか、迫力のあるというか、とにかく決して可愛いとは言えない《わにわに》。子供たちは怖がるだろうなぁ・・・と思いつつ、とりあえず読んでみることに。
《わにわに》がお風呂へ入ります。お湯を入れ、おもちゃで遊び、体を洗い、歌を唄います。最後はお湯にもぐって体を拭いて出てきました。特別なことは一つも描かれていません。おもちゃで遊ぶのも歌を唄うのも、みんな普通にやっていることですよね。でもこの凄みのある《わにわに》がやると、何だかとっても面白い。美味しそうにジュースを飲む姿もとてもチャーミングです。
読み終えてみると、表紙を見た時とはまったく違う印象を受けたことに気が付きました。息子もすぐに気に入り、就寝前の本を選ばせると、決まってこの本を持って来ていました。「きゅるりきゅるり」「じゃばじゃば」「じょろろーん」などの擬音・擬態語もいっぱい出てきて、より面白くさせています。ちなみに、息子のお気に入りは「うりうりうりうり オーイェー(歌)」でした。