車と電車が大好きな息子の、お気に入りの絵本です。やまのえきからうみのえきまで電車が走っていく、ただそれだけのストーリーなのですが、風景と風景の間にトンネルがあり、そのトンネルを抜けると・・・・?というワクワク感がすごい。それに一ページ一ページ、どの風景も個性がはっきりしていて魅力的なのです。ことにページをめくって、ぱっと菜の花畑が現れた時の驚きと喜びは、「こんなトンネルと景色がある電車にのってみたいなあ〜!」と思わせてくれるほど。
でも実は私は、トンネル内のページが好き。よーくみるとすこしづつ車内の人々の様子が変わっていて、それぞれのグループのストーリーが展開しているのです。よく見るとクスッとわらっちゃうような小さなドラマが楽しい。そして、この様子が「でんしゃでいこう」側から読んでも、「でんしゃでかえろう」側から読んでも、自然につながっているのがすごい!
2歳以上の男の子へのプレゼントには、定番の一冊だと思います。