町でも一人だけ浮いているウエズレーは、夏休みの自由研究にとんでもない大きいものをつくりだします。
一つの目標をしっかり持つことができたら、それはとても強い力になることを改めて感じることができました。
目標に向かって一つずつ努力をするウエズレーの世界にどんどん引き込まれていきます。
それは今までちょっかいを出してきていた、町の子供たちも同じでした。
ウエズレーをすごい形相で追いかけていた子供たちが、最後にはとても穏やかで楽しそうな表情で後をついていくのです。
ウエズレーのつくりあげた国が、どんな国なのか、その表情から読み取ることができます。
この絵本を読み、夏休みに大きい目標をかかげて頑張る子供たちが増えたら、とても素晴らしいと思いました。