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ウエズレーの国」 あんぴかさんの声

ウエズレーの国 作:ポール・フライシュマン
絵:ケビン・ホークス
訳:千葉 茂樹
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1999年06月
ISBN:9784751519752
評価スコア 4.88
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  • 6年生に読みましたW『そうぞう力』1

    • あんぴかさん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 女の子15歳、女の子8歳

    6年生への読み聞かせの4回目は,
    「そうぞう力」をテーマにしました。
    創造力・想像力・・・
    どちらも人が持っているすばらしい力。
    それを発揮する時,人はもっと強く,賢くなれる。

    そんな事を伝えたくて
    自分の国を創造するウエズレー君と,「どんなかんじかなあ」のひろ君に
    登場してもらうことにしました。

    同じ形の家々,同じ髪型の子供たち(それも男の子はモヒカン(?)女の子は小箒がたくさん飛び出したみたいな髪型!)の街。
    そんな街で浮いているウエズレーを,
    両親は,「あのこったらかわいそう いつもひとりだけ はみだしてるわ」と言います。
    それに,
    学校の帰りに,子供たちに物を投げつけられて
    いじめられています。
    でも,ウエズレーはへこまない。いじけない。
    両親の言葉には,「そのとおりかもしれないな」とうなずき,
    いじめっ子の攻撃は自分の発明品でやりすごす。

    彼がへこまないのは,自分の世界を持っているからでしょうね。
    創り出すことに,よろこびを見出している彼は,
    違うことこそに価値があると,
    最初から,体得しているのでしょうか。

    読んでいる間に,
    それこそ,クラスで浮いている存在のやんちゃぼうずが
    いつもの落ち着きのなさを返上して,
    きらきらした目でお話を聞く顔になってきました。
    「こんなことしたら,おもしろそうだなぁ」と
    その顔に書いてあるような気がする,読み手です((^ω^))

    最後のページの,
    子供たちがみんなウエズレー国製の服を身に付けて,
    学校に行く場面では,
    「コレでは,またみんな同じになっちゃうのでは?」
    と,要らぬ心配をしました。
    そうしたらまた,ウエズレーは違う文明を創り出すのかもしれませんね!

    「創造」するお話の後に
    「想像」の無限さに驚かされる「どんなかんじかなあ」を
    続けて読みました。

    投稿日:2010/01/22

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