6年生への読み聞かせの4回目は,
「そうぞう力」をテーマにしました。
創造力・想像力・・・
どちらも人が持っているすばらしい力。
それを発揮する時,人はもっと強く,賢くなれる。
そんな事を伝えたくて
自分の国を創造するウエズレー君と,「どんなかんじかなあ」のひろ君に
登場してもらうことにしました。
同じ形の家々,同じ髪型の子供たち(それも男の子はモヒカン(?)女の子は小箒がたくさん飛び出したみたいな髪型!)の街。
そんな街で浮いているウエズレーを,
両親は,「あのこったらかわいそう いつもひとりだけ はみだしてるわ」と言います。
それに,
学校の帰りに,子供たちに物を投げつけられて
いじめられています。
でも,ウエズレーはへこまない。いじけない。
両親の言葉には,「そのとおりかもしれないな」とうなずき,
いじめっ子の攻撃は自分の発明品でやりすごす。
彼がへこまないのは,自分の世界を持っているからでしょうね。
創り出すことに,よろこびを見出している彼は,
違うことこそに価値があると,
最初から,体得しているのでしょうか。
読んでいる間に,
それこそ,クラスで浮いている存在のやんちゃぼうずが
いつもの落ち着きのなさを返上して,
きらきらした目でお話を聞く顔になってきました。
「こんなことしたら,おもしろそうだなぁ」と
その顔に書いてあるような気がする,読み手です((^ω^))
最後のページの,
子供たちがみんなウエズレー国製の服を身に付けて,
学校に行く場面では,
「コレでは,またみんな同じになっちゃうのでは?」
と,要らぬ心配をしました。
そうしたらまた,ウエズレーは違う文明を創り出すのかもしれませんね!
「創造」するお話の後に
「想像」の無限さに驚かされる「どんなかんじかなあ」を
続けて読みました。