にじから生まれたなないろのしまうま。日照りにみまわれた森を救うために、自分が病気のとき、看病してくれた仲間たちのために、にじいろのしまうまは祈ります。そして、しまうまの水色は河になります。緑色は野原や森を緑に染めていきます。そして、‥‥とうとうにじいろのしまうまは、真っ白のうまになってしまいます。
キリスト教的な世界観を感じさせる絵本です。きれいな文章は詩的な感じがします。この絵本を読んで、あらためて虹の七色は、どれも自然の中にある色なのだと気づきました。
下の娘がまだ幼稚園の頃、初めて自分から「この絵本好きやから買って」とおねだりした本です。やなせさんの甘過ぎない絵も、お話しに合っていると思います。