たくさんの動物と様々な自然が、子供が受け入れやすいように、やなせたかしさんのイラストで描かれています。
虹から生まれたシマウマが病気になったときに、たくさんの仲間の看病で元気になります。干ばつになって元気がなくなった仲間や、自然のために、今度はシマウマが祈ります。
3歳の子供に読んで聞かせたときの反応は、色がきれいだ、といったような感想でした。誰かを思いやる気持ちや、友達の大切さなどには、まだ気付けなかったようです。
いつか、この白くなってしまったシマウマのように、自分の身を削っても何かの幸せを願えるような、そんな優しさを身に着けてほしいので、この本は読み続けてあげようと思います。