オウム真理教の地下鉄サリン事件がきっかけで、この物語を
書き上げた・・ということだったそうですが、読んでいて、
しみじみと考えました。手島さん、書くの大変だっただろう
なあって思います。占いなど、オカルティズムに惑わされない
ように、という願いをこめたのだそうですが、かぎばあさん
自体が、そちら側にいる人ですものね。
子どもにはもしかしたら難しいかもしれないけれど、少しでも
心に留めてもらえたらいいなって思います。我が家の娘もひとり
で読んでいたけれど、「読み物として楽しい」といった感じだけ
だったようです(まだまだ「占い」などまでにもいかないヒトな
ので)。