きつねのこどもこうたは、人間の男の子に化けますが、手や足やからだは人間の子どもに化けれましたが、顔だけはきつねのままでした。玩具やのごんじいは、きつねの子供にそっときつねのお面を被せてお祭りを楽しませてあげました。ごんじいの優しさになんだか嬉しくて涙が出てしまいました。お祭りが終わって、「今日一日、わしのいい孫になってくれたお礼じゃよ」と、売れ残りのお面や風車や太鼓をこうたにと、切り株の上に置いたごんじいは、孫の代わりになってくれたこうたが本当に可愛いんだと思いました。こうたともっともっと一緒に過ごしたいのだと思いました。「またいつかあいたいのう」に、涙が止まりませんでした。