お話も評判どおりすばらしいのですが、日本語がここちよいリズムでまるで歌のようなところが私はとても気に入っています。小さな子供の耳に入っていきやすいのではないでしょうか。ロンパーちゃんの楽しい気持ち、悲しい気持ちが2歳の子供にも伝わるようで、お話を読むたびにまだ覚えたばかりの言葉で「楽しいねえ」「かわいそうだねえ」などと言っています。また、高い木にひっかかってしまった風船を、お話にお父さんが出てこずにお母さんががんばってとろうとするところが、私自身1人で子供を育てておりまして不安なことが日々たくさんあるのですが、大変勇気づけられました。