心の栄養となる良い絵本です。
日本でもあったことでしょうが、出稼ぎのお話で、その人を待つおばあちゃんと子どもの話。
おばあちゃんの心配も伝わってくるし、子どもの寂しさ、でも頑張っている気持ち、いろいろが絵から伝わって切ない。
お母さんが帰ってきてホッとしました。ホッとして、安心して娘に読めました。
おばあちゃんの子猫に対する言葉など、文章もよかったのですが、とかく絵が素晴らしく、悲しく暗くなりすぎない柔らかさが秀逸でした。伝わってくるものがたくさんある挿絵です。
待つ不安定さ、心細さ。どれだけわかってくれたかな。鍵っ子だから、欠片くらいは感じたかなぁ。
こういう時代背景も、ほんの少し説明しました。