高部さんの「きんぎょ」シリーズ。ちょっとレトロな画風でぴちぴちしたきんぎょさんが今日も周囲に驚きを与えます。他シリーズとして、おつかい・おまつり・かいすいよくを経験したきんぎょさんが運動会に参加してしまいます。「金魚版・障害物競走」は平均台に泳ぎにあみくぐり、どのきんぎょさんも額に汗してがんばっているのです。想像ができない金魚さんが歩く姿、ちょっとふつうの絵本と違うけど淡々とした物語の展開ときんぎょさんがいろんなことに一生懸命がんばる姿がいいです。好き嫌いのはっきり分かれそうな画風ですが、一度ハマルと抜けられない高部ワールドですよ。