冬の本を探していて見つけました。
枯れ草ですから、色味も限られていて、ちょっと地味かなと思いながら4年生の読みかたりに持って行きました。
ところが案外、子どもたちの反応は良かったです。
植物の絵にひとつずつきちんと名前が書かれているのですが、文章のリズムを大切にしたかったのと、時間的な制約もあり、割愛しました。
すると、枯れたヒマワリの絵の所まできた時「ヒマワリ」という声が聞かれました。同じページにハート模様の種で良く知られているフウセンカズラも載っていましたので、少し中断して解説。園芸品種ですが、子どもの頃は、山に落ちているのをよく見かけました。ですので小学校の遠足で毎年山登りをしていた私にとってはフウセンカズラの種はとても馴染みのあるものでしたが、知らない子も多くいました。
それから、子どもたちは枯れ草のリース作りに興味津々のようでした。我が家の上の子どもたちが1年生の時、生活科のアサガオの栽培後の枯れた蔓でリースを作らせてもらった経験があったのですが、この学年はやっていなくて…作りたそうな子が大勢いましたので、ちょうど今の時期にこんな枯れ草がいっぱいありますから探してみてくださいねと言って読み終えました。
あまり目立たない本ですが、子どもたちの科学的探求心を刺激する面白い本だと思いました。