「ちいさなあなたへ」の作者の翻訳・2作目絵本です。
前作同様、大人が子どもにあてた手紙のような雰囲気の作りになっています。
主人公の男の子に目を奪われると、子ども向けの絵本かな?とも思いますが、私はむしろ、大人の方の絵本かなと思いました。
小さな子どもたちには、自分たちの現状、「今」楽しいことのあれやこれやは、こんな風には見えない気がします。
どちらかというと、子育てがひと段落ついて親や、
昔「こんな遊びをしていた自分」を思い出しながら、子育てをしている親世代の方にぜひ読んでもらいたいな。
あのころの自分も、こんなことしたな〜。とか、
少し前のうちの子もこんなだったわ〜。とか…。
そんなアルバムみたいな絵本ではないかと思いました。