絵本「大草原の小さな家」シリーズの1冊。このシリーズも何冊読んだでしょうか? 日本では、まだ6冊くらいしか翻訳されていないようですが、原書では、将来ローラの夫となるアルマンゾの少年時代のお話も含め、かなり多くのエピソードが“My First Little House Books”として、小さい子向けに出版されています。
これは、まだローラたちが「大きな森の小さな家」に住んでいた頃のお話で、娘の大好きな動物の鹿が出てきます。でも、ローラのとうさんは、ローラたち家族の冬の間の食べ物を確保するために、猟に出なければなりません。もう春からずっと肉を食べていなかったのです。表紙に描かれたかわいらしい鹿の親子。とうさんの帰りを待つローラとメアリー。
命の尊さ、家族愛の原点がひしひしと伝わってくる作品です。