これは実際にフランスで起こった出来事を、記憶にとどめる意味も込めてお話にしたのでは……。そんな感想を持ちました。天災を扱っているのでテーマとしては明るくありませんが、そのとき、村の人々、家族、まりーちゃん、動物たちはどんな風に災害を乗り切ったのか、そんな事実が子どもの目を通して、本シリーズに共通する口調でたんたんと語られています。あひるのまでろんが、ちょっぴり活躍するところがユーモラスで可愛いです。
最後、水がひき、太陽が出てきてよかった、よかった! 本作品は復刻絵本とのこと。アメリカの絵本となっていたので意外でした。