うちの子は、水族館で、水槽の中を群れになってぐるぐる回るいわしをいつまでも見るのが好きなので、タイトルを見て、これは食いつくなと思って購入しました。これが思った以上によかった。いわしが卵から生まれて、その多くが食べられてしまうところでは、悲しそうな顔で見ていましたが、いわしより大きいサバや鮭、さらにはカジキやマグロが出てきて、いわしは食べられながらも、「海のいのちはそうやってつながっているんだ」とわかったとき、「食べられてもよかったんだ」と納得し、スッキリした顔になっていました。そして、最後のほうでは、「今、海汚れてる?」と聞いてくるなど、海を大事にしないといけないなという考えも持てたようでした。コンパクトながらすばらしい絵本です!他のシリーズもそろえたいと思いました。