「市長」という意味は、息子たちも分かってはいないはずですが、不思議と気に入ったようで、何度も何度も「これ読んで」と持ってきます。お話に惚れたのでしょう。
ある日突然、公園の噴水にくじらが立っていました。ゴリララ市長は駆けつけます。秘書(だと思う)のシカシさんは、すぐに「海まで運びましょう」「危ないから柵をしましょう」と市長に進言するのですが、何も言わないクジラのことを、ただただ見守るゴリララ市長。その気の長さと優しさに感服しちゃいます。
そのまま時間が流れ、クジラが干からびて、さらには雪に埋もれたシーンなどはちょっと衝撃的でしたが、ラストは最高!クジラがそこに立っていた意味が分かります。ハッピーエンドが爽やかな気分にしてくれる、安心して子供にも読み聞かせられる絵本です。
信じて待つこと・・・大事ですね(^^)