新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

  • 笑える
  • 盛り上がる

しょうとのおにたいじ」 ガーリャさんの声

しょうとのおにたいじ 再話:稲田 和子
絵:川端 健生
出版社:福音館書店
税込価格:\990
発行日:2010年01月
ISBN:9784834024791
評価スコア 4.38
評価ランキング 14,248
みんなの声 総数 15
「しょうとのおにたいじ」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 怖い鬼が出てきても笑ってしまう

    とんとんむかし、けものやとりが、まだものいうてたころのこと・・・しょうと(ホオジロ)という鳥が、お地蔵様の耳の中に巣をつり、卵を3つ産みましたが、ある日、「どうしてもはたらきにでにゃならんで」と言って(このあたりから、もう可笑しい!)、お地蔵様に巣のお守りを頼んで出かけていきます。そこへ、次々と鬼が現れて・・・。
    最初は、「ジオジオのかんむり」を連想させるお話なのですが、怖い顔つきの鬼が出てきても、昔話特有のテンポがおもしろく、お地蔵さんの表情やお人よしの性格もあってか、子どもも怖がるところか、ドキドキしながらも笑ってしまう内容なのです。そして、しょうとたちが知恵をしぼって考えた鬼退治が、本当に愉快!!(さるかに合戦にも似ています。各地方で、似たような昔話がいろいろと残っているんでしょうね。)
    娘は、鬼が帰ってくる場面で、一瞬私の後ろに隠れようとしましたが、すぐに次のページで笑い出し、鬼が牛のふんを踏んで、すべってころぶと、「待ってました〜!」とばかりに、喜んでいました。でも、最後に、天井に吊るした臼の縄が切れ、鬼のおなかに落ちてくると、「これで、ことりさん、出てこられるね」と、うれしそうに言った娘・・・そうかあ、鬼が食べちゃった卵が雛になって、鬼の口から出て来れると思ったんだね。子どもって、いつも自分よりも小さいもの、弱いものの味方になって守ってあげようとする純粋な心をもっているんですよね。

    投稿日:2008/07/19

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「しょうとのおにたいじ」のみんなの声を見る

「しょうとのおにたいじ」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / きんぎょがにげた / はらぺこあおむし / もこ もこもこ / おつきさまこんばんは / いないいないばあ / はじめてのおつかい / がたん ごとん がたん ごとん / ねないこ だれだ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



2025年 今、読んでほしい!この絵本・児童書14選 レビューコンテスト

みんなの声(15人)

絵本の評価(4.38)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット