2010年のイギリスの作品。
題名に惹かれて読んだのですが、この題名は◎。
作のクレア・フリードマンは、「きょうりゅうはパンツがだいすき」が記憶に鮮明に残っています。
主人公のウサギのフィリップは、クマが大好き。
そこで「クマの つかまえかた」という本を買ってきます。
そもそも、そんなことあり?とは思いつつ、その発想が、この絵本の魅力です。
嫌がる友達のポポを仲間にして、「クマのつかまえかた」を実行に移すのですが、必要なものからして、魚取りの網と懐中電灯ですから、大笑いです。
それを、フィリップは真に受けて実行していくのですが、冷静なポポの発言との対比も面白いもの。
最後にクマの親子が登場するのですが、それが如何にも優しそうなクマというのも良い感じ。
本の最後のページは衝撃的な結末で、最後まで笑わせる内容が続くので、飽きることなく読みきかせ出来る作品だと思います。
ストーリーの面白さに加えて、どことなくユーモラスな絵もとても相性が良く、高い水準の絵本に仕上がっています。
絵本が好きになってきた頃の読み聞かせに相応しい、作品としてオススメです。