イソップ物語を、岩崎書店が新シリーズとして発刊したものの第四巻。
みんなお馴染みの「おおかみがきた」「いなかのネズミとまちのネズミ」「ライオンとネズミ」が既刊になっています。
お話自体はご存知のとおりなのですが、絵が良いです。
どこか日本離れした絵が、実にイソップらしさを醸し出しています。
特にウサギが途中でにんじんを食べて仰向けになって寝ているシーンなんて、何回見てもほのぼのとした気持ちになります。
また、そこに登場するすずめ、もぐらとかの脇役も冴えています。
話自体はもちろん申し分ないものですが、それに相応しい絵なので、是非ともオススメしたい絵本です。
こうした絵本が新シリーズとして発刊されることは、とても好ましいことだと思います。