「たくさんのふしぎ傑作集」と書いてありますが、
読んでみたら特に大人が楽しめる絵本だなーと思いました。
心理学・生物行動学・・・たぶんそんな分野のお話を
動物写真と柳生さんの絵のくり返しで分かりやすく表現してくれています。
たとえば・・教室の中で、先生に指差されそうな瞬間にみんながピターっと静かになり、目をふせるシーン。
次のページでは死んだフリをしたタヌキや虫の写真。
「擬死=フリージング」という本能から来る行動だそうです。
ほかにも縄張りを示す「マーキング」や自分を大きく強くみせようとする「誇示行動=ディスプレイ」や。
読みながら、もー可笑しくってケタケタ笑ってしまいました。
こういう視点があると、毎日楽しく暮らせそうですね!
というわけで、大人のかたに一読をオススメします。
(お子さんが読むなら、小学生の中学年くらいからかしら。)