昔 アイスクリームがなかった頃のお話し
王様はなかなか口うるさく かんしゃくをおこして 「くびをちょんぎってしまうぞ!」 こんな恐ろしいこと言われたらたまったもんじゃありませんね
コックちょうには 七人の娘がいました
一番上の娘は利口な娘です お父さんのコックちょうが困っているとき
こんなことがおこりました
男の子は 山の上の 洞穴の中の氷を町に売りに来たのです
ストロベリーはいいことを思いつき 「この氷でクリームを冷やして 王様に食べてもらうのです」
それからは 毎日違う味の シロップをかけた アイスクリームをつくる事に成功したのです
氷のおかげで クリームがアイスクリームになり 王様はますますご機嫌
褒美をくれることも忘れていませんでした
昔の王様のデザートが 今のアイスクリームの発祥とは
山の上の男の子と娘達の知恵のたまものですね
今では だれでも 美味しいアイスクリームが食べれますが、昔は庶民の食べ物ではなかったんですね
光吉夏弥さんの訳の作品です