ジャック・デュケノワは、フランスの絵本作家兼幼稚園教師。
おばけのシリーズが沢山出版されていて、人気が高いようです。
この作品は、「きりんのカミーユ」シリーズの第1段。
2作目から読んだのですが、話の脈絡が繋がっていないので全く別物という印象です。
カミーユは、学校の先生だったとは驚きの展開です。
入学式の1日を描いています。
生徒が花を一輪ずつ持ってくるというのは、お国柄なのでしょうか、中々良い風習ですね。
最初の授業で生徒が描いたきりんの絵が、立体化して動き出すという展開はなかなかユニーク。
1年が描く絵だから、絵自体が本当にバラバラというのも、リアリティがあります。
一緒に授業を受けるシーンなんかは、見ていて実に楽しいものです。
何と言っても、絵から抜け出たきりん達が秀逸。
カミーユのキャラクターが霞んでいるくらいです。
この魔法使いという路線で、シリーズ化をして欲しいものです。