落語絵本ということで、とても面白く読みました。
なにやら物騒な辻斬りの場面から始まるのですが、その後はもうアリエナイ展開へと進んでいきます。
胴体と足とが分かれてしまっているのに、それをすんなり受け入れてしまう竹やん。
そしてギョッとはするけど、色々と手助けしてくれる友だちの松っちゃん。
更には、自分の亭主が斬られているのに、たいして驚きもせず心配するでもなく、普通に気持ち悪がってる奥さん。
いやいやいや・・何か違うやろ、なんでみんなそんなに冷静やねん!と思わずこっちも関西弁になりながら突っ込んでしまいます。
そして、次の日にはもう働き口の心配をしている竹やんと松っちゃん。
いや〜、働き者ですなぁ。・・というか、病院行った方がいいのとちゃうの(笑)?
それにしても、風呂屋の番台と、麩をふむ職人とは考えましたね〜。
とはいえ、風呂屋でも麩屋でも、みんなニコニコ笑顔で・・・やっぱりちょっと変ですよ、変。
足がお尻でしゃべるところでは、息子も大爆笑!
最後のオチもバッチリ決まって、面白かった〜!
石井聖岳さんの挿絵も、どこかのほほんとしていて味があって、楽しいお話にピッタリでした(^^)