ずっとむかし、3びきのすて犬きょうだいがいました。
耳のとがったとんがりにいさん、まきげくるりのくるりんにいさん、そしてもう1ぴきのおとうとは、なぜか、姿の見えない“なんにもないない”だったのです。
もう、この発想から、びっくりたまげて、聞いてる子どもたちも、読んでる私も、夢中になりました!透明人間なら聞いたことあるけど、透明犬だなんて!
さて、この犬のきょうだいを男の子と女の子たちが見つけ、拾って帰るのですが、もちろんないないだけは、つれてってもらえません。だって、姿が見えないのですから・・・。ないないはみんなの後を追いかけるのですが・・・。
ハラハラドキドキするお話、くりかえしの楽しさ、地味だけど安心するような絵・・・いいですよ〜!(字もけっこう多いですが、ストーリーのおもしろさで、一気に読めちゃいます。)
作者は「100まんびきのねこ」で有名なワンダ・ガァグさんです。