息子の小学校のお話し会の帰りに、図書室を覗いたら4冊ありました。
『以前きっと、お話し会で同時に全クラス読んだことがあるんだな』と思い開いてみました。
美しい氷の国に、個性豊かなペンギンが住んでいました。
ほかのペンギンたちとちょっと違う。
天真爛漫というか、開放された心の持ち主というか、とっても自由奔放です。
ほかのペンギンからは、異端児的視線を送られてもお構いなし。
破天荒な行いに、皆引き気味にも関わらずゴーイングマイウェイなタッキー君。
こんな子どもを持つ親はさぞかし、たくさんの取り越し苦労を背負うことになりそうです(笑)。
でも、やっぱり取り越し苦労に過ぎません。
ほかの誰よりも、きちんと“生きる力”がついていた!
強面なハンターの前でも動じぬタッキーの様子が、こどもたちには痛快なんだと思います。
ハンターたちが拍子抜けどころか、ある種恐れをなして退散するページも面白い。
この事件でほかのペンギンたちが、タッキーの個性を初めて認めるラストも、読後気持ち良いですね。