初め、私の感想は「タッキーがとぼけていて可愛い」位だったのですが、
息子達は「これ面白ーい!」とかなりの反応。
2回目を読み始めると
「なにかおもしろいことはない?」とバシバシ背中を叩いたり、
「1・2・3・4・2」と行進したり、
タッキーの真似をして、兄弟で大ふざけ。
・・・そ、そんなに面白い?と何度か読むうち、
私もじわじわとタッキーが好きになってしまいました。
タッキーの5人のペンギン仲間は
いいこのグッドリー、かわいいラブリー、美しくて優しいエンジェル、きちんとしているニートリー、完璧なパーフェクト。
マイペースで、皆とはどこかずれてしまうタッキーは「おまけ」。
大きい子達の遊びに、小さい子が混ざる時
皆と同じことが難しいから、おまけ扱いにする、あの「おまけ」でしょうか。
でも、ハンターがやってきたとき、タッキーの「かわいいペンギン」とは違う、自分らしさが武器になるのです!
こんなうまくいく?と思いつつも
ふと、自分を持っている子は、いざというとき強いというのは真実かも、と考えたりもしました。
子どもたちは、幼稚園でも、学校でも、
みんなと同じにしなくちゃいけないプレッシャーがあって
それはある程度、集団生活には必要なことだと思うのだけれど
陽気で(アロハシャツ着てます)、自由で、毎日を楽しんじゃってるタッキーが
すごく魅力的なんでしょうね。
仲間たちとおとぼけタッキーの対比が描かれた絵がユーモラスで、
息子は絵を見ただけでも、クスクス笑っています。
幼児さんから小学校低学年位のお子さんに、
楽しくなりたいときにおすすめです。