アフリカの草原で生きるヌーのお話です。
ヌーの群れがライオンに襲われたことにより、お母さんとはぐれてしまいます。
赤ちゃんヌーがお母さんを待ちつつ必死で生き抜いて行く様子を淡々と描いてます。
横長の本の特長を生かして、目いっぱい広がる茶色い草原、ヌーの群れ、
子供に媚びてない動物の絵がいいですね。遠景からカメラで撮ってるような
動物のドキュメンタリーを見ているような感覚の絵本です。
川を渡ったり、火事にあってる場面では思わずガンバレーといってしまいたくなります。
動物であっても親子の情は深いこと、自然界が厳しい世界であることが
大人から子供まで共感できる本だと思います。
この本で初めて知りましたが、シリーズが沢山出ているようなので読んでみたいと思います。