ローラーが道をごろごろ進んでいくと、スピードの早い車に次々と追い抜かれていきます。それでもローラーはごろごろ、ごろごろとゆっくり道を進んでいきます。するとさっき追い抜いていった車たちが、でこぼこ道やでこぼこ坂でパンクして止まっています。ローラーは車たちにやさしい言葉をかけてやっぱりゆっくりゆっくり進んでいきます。
子どもは車が大好きだけど、消防自動車とかパワーショベルとか
そういった車に人気がありますよね。そう思うとローラーって、ちょっと地味な存在かもしれません。でもこの本を読んだらみんなローラーのファンになってしまうと思います。
ゆっくりだけど自分の進むべき道を進んでいくローラーはかっこいい!
山本さんの描くローラーはあったかいですね。本当に大好きな1冊です。
背景には交通標識がたくさん出てきたり、お約束(?)のわんちゃんもいて、子どもはそんなところも楽しめると思いますよ。