高学年に紹介する本を探しているのですが、なかなか難しくて・・・
この本は、そんな事とは関係なく、あきやまただしさんの面白い本かな?って感じで出会った本です。
でも、これはイジメや仲間はずれの問題にいい話かも・・・っと思いました。
うらまやしかったのでしょうか・・・のら犬たちは最近このまちに来た脚や首、しっぽまですらりと長い”あしなが”のことを「お城みたいな家に住んでいる」や「毎日ご馳走食べている」といううわさ話から始まり、だんだん「子犬を食べた、最低な奴」って話までエスカレートします。ところが1匹の犬が自分たちと同じのら犬だと自分の目で見て知ると、どんどん本当の姿を知って、友達になっていくという話です。
その中で、すごくいいなあと思ったのは、蔓延しているうわさ話に、「それ、だれか見たの?」っていうところです。そう言えば、「誰か言ってたよ」という噂話が多いですし、私もそんな無責任なうわさ話をしていました。気をつけたいものです。
そしてもうひとつ、「ぼくにそんなすてきななまえがあったんだ」っていうところです。”あしなが”って優しく、こころの綺麗な犬だなあって思いました。これからはすてきな関係が続くでしょうね。