絵がとってもかわいいのと、どこかで見たことあるなという記憶から(たぶん自分が子供のころに読んだことがあるのでしょう)、中身を見ずに借りてきた本。
読んでみると、けっこう教育的。
お友達の誕生日のお祝いに駆けつける太郎君はプレゼントのアイスクリームが溶けちゃうから急いで走って行こうとするのですが、おまわりさんや郵便屋さんに「だめだめだめ!」と交通規則を注意されます。「つまんない」と言いながらもちゃんと言われたことを守って、そして、最後の原っぱで思い切り走る。
たろうくん、なんていい子なんだろう!!
こんな「だめだめだめ」ばっかりの本、(日ごろダメダメ言われ続けて、その都度ふてくされている)息子は気に入るのかなぁと思ったら、不思議と食い付きが良く、毎晩寝る前に読んでいます。
「おまわりさん、いるかな」、「ここ、とおっちゃだめだよ!こっちだよ」(と横断歩道を指さす)、「つまんない、言ってるねぇ」などと言いながら、熱心に見ています。
「たろうくん、えらいねぇ」と言うと、「うん、えらいねぇ」と納得の様子。
自分がダメダメ言われるのは嫌だけど、人がダメダメ言われるのを見て、そこから学ぶのは、お嫌いじゃないようです。
これで交通規則が心の中にすとんと落ちてくれたらいいな。
(そして、絵本の登場人物のように、地域の人が子供の安全に対してもっと積極的になってくれたらいいな、と思いました)