当たり前のことですが、石は動きません。
ずっとずっと・・・。
ということで、その石が、悠久の時間の中で定点観測のごとく、
体験したことを語ります。
なんと恐竜の時代から、というから驚きですね。
動物たちの営みが、リアリティのあるアングルで描かれます。
ごくごく当たり前の光景ですが、こうやって語られると、
「生きている」ことが実感できそうです。
最初は気付かなかったのですが、女の子の一言で、あ、顔みたいに見える!と気付かされました。
淡々とした展開ですが、自然を体感できるように感じました。
自然派アーティストとも呼ばれる村上康成さんらしい作品だと思いました。