ポール・ガルドン昔ばなしシリーズ6です。
どこの民話だったか忘れましたが、聞いたことのある話です。
せっかくどんな願い事でも3つまで叶えてくれるといわれたのに、うっかりへんなお願いをしてしまったばかりに、ソーセージをもらっただけになっちゃったこの夫婦は、徳はしなかったけど、幸せをかみしめることができたみたいで、よかったです。
昔ばなしや民話には、時々思いがけない魔法に出会うことがあります。その結果、欲のある者にはよくない物が、正直ものや真面目なものには、それに似合うだけの宝がもらえたりします。
ポール・ガルドンは、昔ばなしの絵本をたくさん出していますが、そうした不思議な魅力が好きだったのでしょうか?
コミカルで人間風刺とも思えるポール・ガルドンの画力が、
目を引く楽しい昔話です。