あらいぐまの親子の家から、じゃがいもが盗まれました。
じゃがいもだけではありません。
豆も!
こぼれた豆つぶの後を追っていくと…
食べ物を盗んだのは、ねずみでした。
食べ物だけではなかったようですよ。
あらいぐまの親子は腹を立てて、ねずみをおいかけました。
当たり前ですよね。
泥棒をしたのはねずみたちなんですから。
でも、盗んだものをすべて返してしまうと、
「食べるものが何もなくなっちゃうよ。」と
こどものねずみが泣きながら訴えます。
あらいぐまのお母さんはしばらく考えて…
あらいぐまの親子は、ねずみたちを許しただけではなく、
自分たちで生きていけるようお手伝いをするのです。
簡単なことではないです。
許す心がなければ。
優しい心がなければ。
ねずみたちのために、ここまで出来る心の広いあらいぐまを見習いたい。
ねずみも、しっかりその優しさに応えて恩返しをしましたよ。
あらいぐまの親子とねずみたちの交流をみて、
温かい気持ちになりました。