貧乏なおじいさんが、花を作って暮らしていました。、、売れお
残ったお花を、「竜宮城の乙姫様にさしあげます。」と、言って川に
流していました。その乙姫様から、鼻をたらした汚い子供をつか
わされた。鼻は出ている、よだれはながれているという子ですが、
可愛がると願いをなんでも叶えてくれました。おじいさんは、お金
持ちにしてくれたはなたれこぞうには、感謝をしていたけれど、自
分の傲慢さが、その子の存在が邪魔になってしまったので、正直
なおじいさんですが、当然の報いのように思いました。
竜宮に戻るがいいと言ったおじいさんに、「そうかい。それじゃあ、
しかたが ないね。はい、さようなら。」と、はなたれこぞうは、さっ
さと家を出て行ったのが、現代風に思えて悲しかった私でした。