油絵画のような素敵な挿絵と、
ワクワクするねずみたちのおうち作りのストーリーで、
一度読んですぐに気に入りました。
ネズミ達がゴミの山からガラクタで家を作っていくのですが、
椅子を屋根にしたり、
壊れたカップに雨水をためてお風呂になるようにしたり、
自転車のタイヤで観覧車を作ったり。
完成した家を見た息子は、
「いいなあー!」と羨望のまなざし。
特に、下を走るおもちゃの機関車に、
憧れのハンモックが、眼にとまったようです。
ちょうど5歳くらいの子供があこがれる、
ワクワクがいっぱいつまったおうち。
作者のたしろちさとさんの想像力に
驚嘆せざるを得ません。
新しいおうちで満ち足りた気持ちでベッドに入るネズミ達に
突然の猫の鳴き声。
何事か?!とドキドキしますが、オチもまた素敵です。
絵も一枚一枚がとっても細かく描かれていて、
私も息子もとってもワクワクさせられた一冊でした。