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さつまのおいも」 夏の雨さんの声

さつまのおいも 文:中川 ひろたか
絵:村上 康成
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1995年06月
ISBN:9784494005635
評価スコア 4.72
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みんなの声 総数 290
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  •  さつまいもが好きです。
     あの形、紡錘形なんてりっぱな名前ではなく、頭とお尻がすぼまって、細長いのがあったり、でぶっちょがいたり、型にはまっていないのがいい。
     色もいい。茶色というか土の色というか、いってみれば「さつまいも」色なんですが。
     何より味がいい。
     天ぷらにしてもおいしいし、ふかしてもおいしい。最近はスイートポテトなんて洒落た名前で出たりしていますが、やはり焼き芋が一番。
     そういえば、焼きいも屋さんの「いしやきーも」なんていう声も聞かなくなりました。

     私たちにそれほど親しみのある「さつまいも」を絵本にしたら、こんなにおいしい、いえ楽しい絵本になりました。
     まあ素材はいいですから。
     中川ひろたかさんが文を書いて、村上康成さんが絵を描いています。
     ごはんも食べるさつまいもなんて想像するだけで楽しいです。トイレでしゃがんでるさつまいも、なかなか絵にするのは大変だったでしょう。
     村上さん八百屋さんでさつまいもをいっぱい買ってきて、このさつまいもはお風呂にはいっているのにしようとか、トイレはこれに座らせよう、なんて考えたのかな。
     もちろん、最後はきっと食べちゃったでしょうが。

     そんな平和なさつまいもの世界にある日子どもたちがやってきて、いもほりが始まりました。
     いもほりを「つなひき」に見立てるなんて、中川さんのセンスのよさが光ります。
     もちろん、子どもたちが勝って、最後は恒例の落葉を集めて焼きいも大会。
     でも、落葉で焼きいもなんていう光景はすっかり見かけなくなりました。
     今の子どもたちは知らないのではないかしらん。
     それでも、そんな絵がすっと子どもたちにはいってくるとしたら、日本人のDNA恐るべし、です。
     それほど、さつまいもは日本人に愛されているのです。

     そして最後はこれも恒例の、おなら。
     おならがプーとでるくらい、さつまいもを食べたい。
     スイートポテトでは出たことがない。
     あれはどうしてでしょう。
     現代日本の7不思議かもしれません。

    投稿日:2014/11/09

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