主人公のおおかみの名前が、ペコペコ。
これで、ニヤリとしてしまいました。
森の中を食べ物をさがし歩いて森を抜けると、だいこんが。
理想の食事を思い浮かべながら、ばくばくがりがり食べます。
食べます。食べます。じゃんじゃん食べます。
20本食べたところで、理想のお食事くんたちが歩いています。
追いかけるおおかみでしたが、…。
狼をカタカナではなく、ひらがなで、書くと、なんか優しいですね。
力が抜けちゃう感じです。
とにかくおおかみの表情が、楽しい。
すっぽん!とだいこんを抜いた場面、理想の食事を思い描いている場面、そしてラスト。
豊かですね〜表情筋。
おおかみペコペコの台詞にも笑わせてもらいました。
「我慢するって大事なことなんじゃないかな。」
「おおかみって、あきらめがいいどうぶつなんだ。
さっぱりしてるんだ、このだいこんのようにね。」
と、(好物の食事にありつけない)厳しい現実を自分に言い聞かせるような独り言が可笑しくってたまりません。
ラストのひとひねりも、『やっぱり、宮西先生だな〜』と思いました。