<絵本 アフリカのどうぶつたち 第1集 ライオンのかぞく>です。
狩が苦手な妹ライオンが、単独行動をしてしまったばかりに起こる悲劇です。ライオンは、群れで狩りをするのを得意とする動物なのに、不慣れな妹は、上手になりたくて、一人で、ダチョウを狙います。しかし、子供を守る母親は、いかなる動物でも強いものです。ダチョウに強烈なキックを見舞ってしまいます。その後の様子は、あえて詳しく描かれていませんが、ハイエナやハゲワシに骨だけの姿にさせられてしまいます。
ライオンといえども、弱肉強食の現実は厳しく、弱いもの、隙のあるものは、決して生き残れないのです。
表紙の虹の美しさが、悲しい結末とあいまって、胸に染みます。