真夜中、ひろこはトイレに行きたくなって、目が覚めました。
「おかあさん、おしっこ…」
その時、赤ちゃんが大きな声で泣き出して、
「ちょっとまっててね。」
ひろこは、ひとりでトイレに行くことにしました。
ぬいぐるみのみいこと一緒に行くトイレ、暗闇のなかでは、昼間と違う物が目に見える様子が、『そうそう…わかるわかる』と、同感できることばかりでした。
子どもの気持ちをとらえて、そして、子どもを安心させてくれる内容、手助けをするぬいぐるみたちの存在が、とても輝いて見えました。こんなふうにして、自信が持てるようになったら、ありがたいものです。