貧乏で年老いたペニーさんでしたが、ペニーさんの大勢の家族の
為に、工場で働いています。大勢の家族というのが、年とった馬、
牝牛、雌のやぎ、ぶた、子羊、めんどり、おんどりです。
その家族の動物たちが、お隣の畑を荒らしたので、ペニーさんに
損害を弁償するように言われました。
なにより、動物たちを大切に思っているペニーさんの為に、
動物たちが、ペニーさんが寝ている間に働きました。
恩返しと言えばそうですが、今まで怠けて働かなった動物たち
が労働の喜びを知り、ペニーさんを助けて幸せに暮らしました。
「ウドルじゅうでいちばん幸せな家族」と言われるようになりまし
た。ペニーさんが、おとなりさんに言った言葉、
「申しわけないですが、だんなさん、生きものは、どこか別の
ところで買ってください。うちには手放せるやつは、ひとりもない
んっです。ただのひとりも。」
家族を可愛がってるからこそ、動物たちもペニーさんの為に
頑張れたんだと思いました。