最近はまりつつあるティラノサウルスシリーズ。
今まで読んできたものは大切なものを教えてくれる一方、ラストが悲しすぎてそちらのほうに余韻が残ってしまう感じでした。
でもこの「おまえうまそうだな」はラストがちょっと切ないけど、心が何だかポカポカとして、笑顔で読み終えることができました。
恐ろしいティラノサウルスが小さな小さなウマソウ(このネーミングの理由もユーモアたっぷり!)との出会いによって、親としての愛情に目覚めていきます。
ウマソウもお父さんのために一生懸命。
まるで本当の親子のように一緒の時を過ごす姿は、本当に微笑ましいです。
最後のお別れは切ないけれど、これもティラノサウルスの精一杯の親心なんですよね。
あんなに荒くれ者だったティラノサウルスが、自分のことよりもウマソウのことを第一に考えることができるなんて・・・
この後ティラノサウルスにも本当の子供ができて、親子仲良くいつまでも一緒に過ごせるといいなと思いました。