競走するとみせかけて、黙って背をむけて立ち去ったティラノサウルス。
ここが一番 グっときました。
「さようなら、ウマソウ。」赤い実を一つ食べました。
肉食恐竜なのに。ウマソウがおとうさんのために毎日取ってくれた赤い実を、ウマソウの目の前でなくても食べたおとうさん。
そんなティラノはすでに本物のおとうさんになっていましたよね。
子供たちも、シンとして聴き終えていました。
「おまえ うまそうだな」・・・子供の耳には、「ウマソウ」って名前に聞こえちゃうところがユーモアがありました。もうこれだけでまずは掴まれちゃった!って感じでした。
他のシリーズはまだ読破してませんが、なんだか、この1冊で終わりたいような気がしないでもありません(笑)