宮西達也さんの本はユーモアたっぷりなんだけど、心が温まったり、考えさせられたり、娘のお気に入りです。
今回は恐竜が主人公。
娘は恐竜には興味がないので、どうかと思いましたが、見事に夢中になりました。
産まれたばかりの赤ちゃん恐竜、「お前うまそうだな」と牙をむけば、「パパ!」と言って抱きついてくる。
「僕の名前、ウマソウなんでしょ」。
ここは笑ってしまいますが、同じく食べようと牙をむいた恐竜から体を張って助けたり、肉が食べたいのを我慢して草を食べたり、ウマソウも「パパ」のために木の実を採ってきたりと、とても健気。
最後の方では珍しく文字のない状態が続きます。
でも、とても感動的です。
読み終わると毎回、もう一回とおかわりするほどです。
とても良い余韻の残る絵本です。