泣ける絵本 として有名なこちらの絵本。
どんなもんじゃろのー?と思って借りてみました。
ひとりぼっちで生まれたアンキロサウルスの赤ちゃん。
そこへティラノサウルスが、「お前、うまそうだな」と近寄ります。
しかしアンキロサウルスは、ティラノサウルスを「ぼくの名前(ウマソウ)を知っているんだからおとうさんでしょ」と、勘違いしてティラノサウルスにしがみつきます。
「(ひとりぼっちで)さみしかったよ、怖かったよ」と。
ティラノサウルスは、そんなウマソウに愛情をもち・・・。
というお話です。
私は泣きはしなかったけど、ウマソウを守ったティラノサウルスの
「傷よりも心がズキンズキンと痛む夜」にズキズキしてしまいました。
ウマソウに体当たりや吠え方を教えている時のウマソウの描写が可愛いです。
最後に別れを選んだティラノサウルスの、
愛情の深さゆえの選択に胸がいっぱいになる絵本です。