みどりやあおの淡くてやさしいトーンがとても美しく印象に残ります。
「ぼく」は鳥になり、魚になり、どこまでも自由に生きていける。
「ほく」のように、子供たちにも、いつまでも自由なこころを持って、
たくましく成長してもらいたいです。
私は、鳥がはばたいているシーンがとても好きになりました。
心が澄んでいくような、そんな気持ちになれるのです。
三歳の子供たちには、まだ少し難しかったみたいだけれど、
きれいな色使いや、かわいらしい鳥や魚がとても気に入ってくれたみたいです。
またいつか、もう少し大きくなったときに、もう一度読んであげたいと思う一冊です。
きっと、子供たちの心に、十分な栄養をあたえてくれることでしょう。
そして、少し心が疲れてしまった大人にも、とても勇気を与えてくれる本だと思いました。