小学二年生の主人公の男の子。
夏休みにお母さんの田舎へ一人で行きました。
駅に迎えに来てくれていたいとこのゆりちゃんとバスに乗り換えました。
田んぼに山々と、本当に奥深いところのようです。
バスが山道に差し掛かったところでは、車に轢かれた動物の死骸が倒れています。
自然がたくさんある素敵な夏休みを謳歌していた男の子ですが、ゆきちゃんから、「すごいものをみせてあげる」って、いわれます。
神社の奉納芝居の夜、林の奥へ向かった二人は...。
ちょっと怖いけれど、ゆきちゃんの優しさも伝わってきます。
動物とはいえ命を失ったものに花を手向け、手を合わせる心がいいですね。