常々絵本は「コミュニケーション育成ツール」だと思っておりますが,これほど自然にコミュニケーションできる絵本を他に知りません。
紹介してくれたのは,町の小さな絵本屋さん。
絵本の概念を破る絵本に,私も教員仲間もおおっ!と感嘆の声をあげました。用意されていた5冊は完売。予約して帰る人も何人もいました。
3歳から80歳まで,様々な年代の人に読み聞かせをしましたが,どの年代にも大受けです。もちろん,反応は様々ですが…。
1年生の女の子は読んだ後私の耳元で「先生マジックだね。」とささやきました。「この子の頭の中では本当にまるが動いているんだ!」と,びっくり!
ページをめくるたびに,わるくない。うつくしい。など,話しかけてくれるのも嬉しくなります。
英語版「PURES HEAR」も購入しましたが,並べてみると谷川俊太郎先生の光輝く日本語に今さらながら感心します。
図工教材としても面白いと,この本を参考に4年生で絵本作りをしたところ,私の予想をはるかに超える素敵な作品ができたので出版社に送りました。
すると,何とフランスのテュレ先生から,直筆のイラスト入りメッセージが送られてきたのです。
他の学校でも,読み聞かせや図工の授業にどんどん使われています。
ぜひ,みんなで紹介しあって広めていきたい,100年後も残したい絵本です。