ちょっとした興味から、人間の世界へやって来た青おに。
可愛らしいえんむすびの神と出逢ったことで、
運命が変わっていきます。
お互いの心に、人間らしい心が芽生えてきて・・・
町には人間と共に、魑魅魍魎が暮らしており、
明確な線引きがないように描かれています。
平安時代位が舞台のお話には、よく妖怪などが描かれているので、
昔の人は超自然のものを自然に受け入れて暮らしていたのだろうなと感じられます。
何だか創作童話風に思えるお話ですが、
『古事記』への興味が広がる絵本とのことなので、
古代のお話への興味の一歩として読んでみるのもありかなと思います。